DIY×不動産投資!橋本笑『DIY好きが極まって不動産オーナーになっちゃった話』。
橋本笑『DIY好きが極まって不動産オーナーになっちゃった話』を買いました。
この漫画はもうタイトルのまま、漫画家の橋本笑さんのDIY好きが極まって不動産オーナーになっちゃった話。
賃貸では限界のあるお家改造。いっそ家を買ってしまえばいいんじゃ?と思いついて、格安物件を探し始める橋本さん。
独身時代の貯金を使ってお家を購入して、好きなだけDIYして好みの家を完成させます。
お家は賃貸に出して、めでたく不動産オーナーに!
タイトルにDIY好きが極まって、とあるけど、本当に極まってる!
それって業者さんにお願いする作業じゃないの?ということまでDIYしちゃう。
ボロボロのお家もDIY愛ゆえのガッツで綺麗に改造しちゃうところが素敵。
わたしあれだけの大改造、自分でできる気がしない……。
実は橋本笑さんは13~14年くらい前にmixiで知り合って何度か遊んだお友だちです。
今はTwitterでつながっているだけで、もう何年も会ってないけど、この漫画を読んで元気で結婚して子供もできてDIYにハマって不動産オーナーになってることが分かって感無量。
いつでも応援してるよ!また漫画読ませてね。
ガールミーツガールの短編集。ばったん『まばたき』。
ばったん『まばたき』を買いました。
『アンテロースの休日』『みどりのなかのみずたまの』『初夏の葬式』『さらば人間』『人魚姫』の5編が収録されている短編集です。
どれもガールミーツガールな物語で、5組10人の女たちのお話でした。
好きだなと思ったのは『アンテロースの休日』と『さらば人間』。
『アンテロースの休日』は、少しボケてしまっているタバコ屋のおばあちゃんと、おばあちゃんが「マキエちゃん」だと思いこんでしまう女の子・はじめちゃんが、少しだけ交流するお話。
おばあちゃんは「マキエちゃん」のことが好きだったのよね。
「マキエちゃん」だと勘違いされたはじめちゃんは後々そのことに気づく。
「…ねえ 好きだよう」という小さな声は、おばあちゃんに届いたかな。
『さらば人間』は、吸血鬼と人間が共存する世界で、吸血鬼の女の子に指を噛まれちゃった人間の女の子・キツネちゃんが思い悩むお話。
吸血鬼に噛まれたら吸血鬼になると信じているキツネちゃんは「さらば!ニンゲン!」と胸の内で叫ぶ。(でもそれは迷信で噛まれても吸血鬼にはならない)
人間に忌み嫌われている吸血鬼と友だちになるキツネちゃんが強くて可愛い。
『アンテロースの休日』と『さらば人間』はこちらのサイトで読むことができます。
ばったんの作品は初めて読んだんだけど、とても気に入ったので他の作品も読んでみようと思います。
旅の終わりは突然に。森薫『乙嫁語り』13巻。
『よつばと!』のときに、あずまきよひことおかざき真里の描き込みは狂気、という話をしたけど、森薫のことを忘れていたよね。
あずまきよひこ、おかざき真里、森薫は三大描き込みが狂気(誉めてる)です。
13巻も描き込み量がものすごい。
ロステムと大工のおじいさんの話はほっこりして好き。
木材の彫刻の描き込みも細かくて毎回目がちかちかする(誉めてる)。
双子ちゃん・ライラとレイリ、サームとサーミたちも元気に暮らしてて良かった。
スミス一行のおもてなしのために奔走する双子ちゃんカップルがいじらしい。
客人のおもてなしというのは、個人の問題ではなく村全体の面子の問題というのも大変なことだ。
双子ちゃんと海で泳ぐタラスさんが可愛い。目の保養でした。
スミスの旅はアミルとカルルクに再会して終わるのかなと思いきや、そう簡単なものではなかった。
旅の終わりはシビアだった。
そうか、そうなるか……という感想。
アリとニコロフスキさんがいて本当に良かった。
次巻はアミルの話とのことで、とても楽しみだ。
今日こそ読んで欲しい。ニコ・ニコルソン『ナガサレール イエタテール 』。
東日本大震災から10年。
今日紹介する漫画は、ニコ・ニコルソン『ナガサレール イエタテール』です。
わたしはhontoの電子書籍で買ったけど、紙でも欲しいなと思ってる。
作者のニコ・ニコルソンさんのTwitterで1話が読めます。
実家の母と祖母が津波に流され、家を再建するまでのエッセイマンガです。10年経っても、20年経っても、たくさんの人に読んでもらえたら嬉しいです。まずは1話をどうぞ。#ナガサレールイエタテール
— ニコ・ニコルソン (@niconicholson) 2021年3月6日
(1/3) pic.twitter.com/SRaBk6VuAr
宮城県東南端の山元町に住む母(母ルソン)と祖母(婆ルソン)が東日本大震災で津波の被害に遭ってから、元の場所に家を建てるまでの日々を綴ったエッセイマンガ。
可愛らしい絵柄と書き文字が薄めてくれているけど、話の内容は凄まじい。
津波で全壊した家。それでもまたそこに住みたいという婆ルソンの願いを叶えるために母ルソンと二人で奔走して家を再建する。
その体験を『ナガサレール イエタテール』と一言で言ってしまう作者の気持ちはいかばかりか。
今日こそ読んでほしい作品です。
完結!ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』10巻。
ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』10巻を買いました。最終巻!
TSUTAYAで買ったので特典のカードが付いてきてお得でした。って写ってないけど。
いやー、最終巻でしたね。
”先生”VS三角くん、”先生”の正体も相まってどうなることやらと思ったけど、三角くんは強かった!
三角くんはいつでも心が強いよね。だから冷川さんのことも救える。
冷川さんが囚われていた呪いの塊から開放されて本当に良かった。
系多くんの優しさも冷川さんの心を溶かしたよね。系多くん好き。
あと、逆木さんと英莉可ちゃんの関係は萌えの極地でした、個人的に。
ヤマシタ先生が「この漫画はBL」と公言されていたから言うけど、三角くんと冷川さんは運命のラブラブカップルだよね。
二人が幸せになれそうな、続いていく日常を感じさせるような、素敵な終わり方だったと思います。めでたしめでたし。
映画はまだ観てないので機会があったら観てみたいと思います。
祝!TVアニメ化決定。めっちゃ楽しみ。
ほいたら、バイぜ!
今巻もキレキレ。田村由美『ミステリと言う勿れ』 8巻。
若手能楽師の日常。成田美名子『花よりも花の如く』20巻。
成田美名子も『CIPHER』から大好きで、『ウェルカム』から『花よりも花の如く』まで、既刊は全部持ってます。
今回は、憲人が安達原を演じるにあたって役の解釈に悩んだり、ちょっと揶揄されたことが心に引っかかったり、葉月さんとはなかなか進まなかったり、ご近所トラブルに巻き込まれたりと、若手能楽師の日常はなかなか大変ですね、というお話。
憲人が悩むことはいつも等身大で、自分の悩みに投影できるような内容だったりするので、読み進めていくうちに解決すると、自分のことのように嬉しい。
そういえば、この作品は作中での時間の進み方が特に遅くて、まだみんなガラケー使ってるのよね。懐かしいなー。
次巻では安達原本番かな?楽しみです。
ほいたら、バイぜ!