旅の終わりは突然に。森薫『乙嫁語り』13巻。
『よつばと!』のときに、あずまきよひことおかざき真里の描き込みは狂気、という話をしたけど、森薫のことを忘れていたよね。
あずまきよひこ、おかざき真里、森薫は三大描き込みが狂気(誉めてる)です。
13巻も描き込み量がものすごい。
ロステムと大工のおじいさんの話はほっこりして好き。
木材の彫刻の描き込みも細かくて毎回目がちかちかする(誉めてる)。
双子ちゃん・ライラとレイリ、サームとサーミたちも元気に暮らしてて良かった。
スミス一行のおもてなしのために奔走する双子ちゃんカップルがいじらしい。
客人のおもてなしというのは、個人の問題ではなく村全体の面子の問題というのも大変なことだ。
双子ちゃんと海で泳ぐタラスさんが可愛い。目の保養でした。
スミスの旅はアミルとカルルクに再会して終わるのかなと思いきや、そう簡単なものではなかった。
旅の終わりはシビアだった。
そうか、そうなるか……という感想。
アリとニコロフスキさんがいて本当に良かった。
次巻はアミルの話とのことで、とても楽しみだ。